
バイクショップで働く楽しさや大変さなど座談会3
2025年04月01日 15:27
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●仕事で心がけていること
田村: 私は後輩のスタッフには
「知ってることは何回でも教えるからメモはしなくていい。」
「ノートをとる時間が無駄だから同じことでも100回でも聞いて」と、言っています。
それは以前働いていた量販店のピットにいた方の言葉。
何度も聞くの申し訳ないし手を煩わせるとおもいメモを取っていたら
「何回でも教えるから」と、言ってくれたんです。
田村:私は興味のある女性にはバンバン話しかけます。
お店にバイクを見に来てくれる女性がいるとうれしすぎて話しかけてしまいますね。
そのときには相手のトーンに合わせてお話しするようにしています。
横田: 私は雨の日もバイクに乗れるようにしています。
雨の日にしか出ない症状があると、お客様に言われた時に
実際に乗って症状を確認することがあったらどんな状況でも乗れるようにした方がいいなって。
さすがに凍結している路面で通勤中にステーンと転倒してしまったときは恐怖で体が固まりました。
凍結の可能性がある時には乗らないのが一番ですね。
柴田:私も雪の翌日にバイクに乗って凍結路面で極低速で走っている時にブレーキをにぎった瞬間転んだ経験があります。
凍結しているように見えないところでも凍っている路面ってありますから気を付けた方がいいですよね。
横田さんがおっしゃる通り凍結の可能性がる時は乗らない方がいいと思います。
●お店の社長さんはどんな存在ですか?
横田: 渡邊社長は背も高くて一見怖く見えるのですが 話をすると表情は一変。
笑顔がとても優しくて信頼できる社長です。
知識が豊富ですし、普段は整備には携わっていませんが
ココにこれがあってあれがあってと言うのがしっかり頭の中に入っていて 記憶力の凄さに驚きます。
何よりすごいのは新しいものを取り入れようとする試みです。
年下の意見もいい意見だったら取り入れるてくれます。
バイクを巡る時代の変遷もある中でもまだまだやるぞーと言うパワーが感じられます。
田村:未経験でかつ大人の女性である私を採用してくれましたし
新しいことに取り組んだり常に新しいことをチャレンジしている姿に尊敬しています。
ー二人共通の意見は 渡邊社長も、田村社長も高身長の大柄で 「大きい人ほどやさしい!!」
そして 「社長は何でもできる神」 だそうです。お二人にとってスーパーマンの様な存在のようです。
●そんなお二人について社長さんにもお話を伺いました。
バイクショップナベ 渡邊政夫社長
「ミサキ」という名前の応募だったのでもしかしたら女の子かな?と思っていました。
募集は未経験可にしていました。
面接で横田が「バイクの構造や中身を知りたい」と話していて
「うちは男も女もやることはかわらない。それでもやれる?」 と聞いたら
「はい」と答えたので採用しました。 まだまだだけど一生懸命やってくれていると思います。
カワサキプラザ東京足立 田村知徳社長
女性のお客様は女性の方が話し易そうかなって思い
ちょうど女性をお店のスタッフとして迎えたいと思っていた時に 応募してきてくれたのが田村でした。
フロント業務は実はバイクを売る以外の仕事の方が多いんです。
販売をする仕事は全体の3~4割 書類や部品を探したりそれ以外にも事務作業が多いのではじめは苦労していたと思いますが
だいぶ慣れてきたみたいです。
●どんな人がショップスタッフに向いていますか?
田村知徳社長
女性スタッフはもっと増やしたいと思いますが 女性はちょっと(気持ちが)強くないとできない仕事かなと思います。
横田:失敗を恐れないこと。
人間なので大なり小なり失敗はありますが 問題にぶつかった時の解決力が大事だと思っています。
新しいことにチャレンジすること。
それからわからないことに恐れないこと。
わからないことがわかるようになったとき ふり幅の大きい人になれるんじゃないかなと思います。
田村:メカニックの仕事は経験がありませんが 覚悟が必要ではないかなと思います。
多かれ少なかれ汚れたりやけどをすることもあるし 割り切ることも大事ですよね。
フロント業務に関しては最近思うのは 「聞く力」が大事かなと思います。
知識もある程度必要だし欲しいと思いますが それよりも聞く力が知識よりも優先されることだと思うように。
同僚がお客さんの話をいつもニコニコして聞いているお客さんはとても気分良さそうに話しているんですよね。
私はお客さんのために知っていることは何でも伝えたいと思ってしまうのですが
とある方に 「知識が増えてくるといっぱい教えてあげたくなるけどそうすると相手の満足度が低くなる」
と、いう話を聞いたり 同僚の姿も見て 聞く力の大切さを感じました。
それにプラスしてバイクの知識があったらいいですよね。
バイクでどんな楽しいことができるか伝えられたりするのもいいと思います。
●ショップスタッフとしてのこれから
田村:いい意味で裏切りたいですし、あっちでもこっちでも女性やバイクを盛り上げたいですよね。
バイクに興味のない女の子がバイクっていいじゃん!カッコいいじゃんって思わせたい。
どうしたらバイクっていいねって思ってもらえるのか そのためにはどうしたらいいのか模索中です。
一緒に来られた女性も普通のショッピングに来るみたいに来てほしいです。
田村:社員になって勢いだけできた2年経ったけどここからどうするか
結果を出せる技術がないと・・・。
プロとしてどうなのか女性にしかできないことは何だろうか?
壁にぶつかっています。
できないことがいっぱいでテンションが下がることもあります。
柴田:まじめすぎる!!疲れてしまいそう。
田村:柴田さんは壁にぶつかったことなどありますか??
柴田: 私もできないことだらけで自分に腹立つことがありましたし今でもあります。
20代はとにかく思ったことが思うようにできないし 自分に腹が立つし悔しくて泣いてばかりでした。
それが30代に入り少し楽になりました。
歳を重ねて経験を重ねたことでいい意味で力の抜き方 楽しみ方ががわかるようになったのかもしれません。
人には面と向かって言えないことや 腹が立ったことは紙に書いてびりびりに破ります笑
これはストレス発散におススメです!!
田村: わーそれやってみます!! 柴田さんのたまに見せる悪だくみする顔も好きですよ(笑)。
横田:以前とあるところで試乗会をした時に何十年もバイクに乗っている男性に
「NABEさん入りずらい」と言われてしまいました。
男性が入りずらいというなら女性はもっと入りずらいのでは!?と思いました。
女性のお客様は少ないので、どうしたら女性のお客様を増やせるか考えていきたいです。
それから男女関係なくバイクショップナベがお客様が集まれる場所にしたいですね。
納車のときだけでなく、メンテナンスや修理で安心して笑顔で愛車に乗れるように、
イベントにも参加して「楽しかったー」と笑顔になってもらえたら嬉しいですね。
横田:イベントの計画もゆくゆくはできたらなと思っています。
メリリーモトで勉強させてもらったことや田村さんにピヨツーリングの話を聞いたことをヒントにして
私のツーリングイベントを開催したいと思います。
●最後にメリリーモトについても伺いました
田村: 女性が考えたイベントって楽しいですね。
女性ならではの気遣いがありますよね。
横田: 私は最初はお店のお客様に誘われてメリリーモトの南房総のランチ会に参加しました。
そこから女性のお客様を誘って参加するようになりました。
でもあるとき 自分だけメリリーモトに参加していいのだろうか!?と思うようになりました。
イベントに参加するのは勉強になるし、うれしいし、楽しいけれど
他のスタッフはイベントに出てないし仕事をしているのに・・・。
そこで店長に相談しました。
「メリリーモトに参加できるのは女性の横田だからできること。」 「お客さんを楽しませてあげて!!」
社長も「行きなよ!!お客様にいろんな楽しみ方を教えてあげて」
と、言ってくれて たくさん参加できるようになりました。
横田:お客様からは女性の考えたイベントはおもしろい!と好評で
このようなイベントに誘ってもらえるのはうれしいとのお声を頂いています。
柴田:お二人ともうれしいお言葉ありがとうございます!!
今後も女性にもっとバイクの楽しさ、バイクの色々な楽しみ方を伝えられるようにメリリーモトも頑張ります。
田村さん、横田さん今日はありがとうございました!!
●柴田のインタビュー後記
田村さんはとにかくパワフルな方で周りを明るくしてくださる方。
横田さんははにかむ笑顔がかわいらしくとても芯のしっかりした方という印象でした。
お二人ともとても気配りのできる方々です。
なかなかプライベートなお話をする機会がなかったのですが 今回お二人とお話をしてみて感じたのは
お二人ともに行動力があって、仕事に真摯に向き合い仕事への責任感が強いということ。
お二人のバイクライフや考えに驚くこと、うなずくことも沢山でした。
とにかく喋りまくった数時間。 あっという間の時間でした。
座談会後もお二人の職場にお邪魔したんですが その時も話が弾んでしまいました。
それぞれ違う環境でのお仕事ではありますが
バイクに携わる仕事をしているものとしてこれからも仲良く意見交換しながら盛り上げられたらいいですね。
また食事会しましょう!!
田村さん、横田さんそして渡邊社長、田村社長、お店の皆さまありがとうございました!!
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